「青が誘うウズベキスタン 萩野矢慶記写真展」

横浜ユーラシア文化館にて、11月26日より「青が誘うウズベキスタン 萩野矢慶記写真展」が開催される。ウズベキスタンと日本との外交関係樹立30周年を迎えたことにちなんで開催されるもので、作品を出展する萩野矢慶記(はぎのやけいき)氏は、1991年に旧ソビエト連邦から独立したウズベキスタンにおいて、日本人として初めて写真撮影を行った写真家である。

「青が誘うウズベキスタン 萩野矢慶記写真展」
夕日を浴びるカラーン・ミナレット(画面左側の塔)と、エミール・アリム・ハーン・マドラサ(撮影地:ブハラ)

本展では、古来より砂漠を渡る商人たちのオアシスとして栄えた、ウズベキスタンの古都・ブラハやサマルカンド、ヒヴァなどのオアシス都市に見られる、イスラーム建築の壮麗なタイルに彩られた歴史的建造物や、そこに暮らす人々の姿を映し出した萩野氏の写真作品のほか、昔ながらの技法でつくられているギジュドゥヴァン窯産の色鮮やかな陶器や、サマルカンドの土人形など、ウズベキスタンの工芸品もあわせて展示される。

「青が誘うウズベキスタン 萩野矢慶記写真展」
同地に伝わる伝統的な帽子「ドッピ」を被った土人形(森美可氏蔵)

会場の横浜ユーラシア文化館は、1929年竣工の旧横浜市外電話局を保存・活用した建物(横浜都市発展記念館を併設)。館内では、企画展「ユーラシアへのまなざし―造形の美と技―」を11月17日より開催中(会期は2023年2月12日まで)。内モンゴルにおけるキリスト教建造物の発見や、西アジアにおける日本人初の遺跡発掘調査を行い、横浜ユーラシア文化館のコレクションの礎を築いた、東洋学者の江上波夫氏(1906-2002)が遺した未公開資料を中心に展示している(観覧有料)。
両展とも詳細は横浜ユーラシア文化館のホームページを参照。

「青が誘うウズベキスタン 萩野矢慶記写真展」

information

「青が誘うウズベキスタン 萩野矢慶記写真展」
会期:2022年11月26日(土)~2023年2月26日(日)
会場:横浜ユーラシア文化館1階ギャラリー、2階常設展示室(一部)
観覧料:1階 無料/2階常設展示室 一般200円、小中学生および横浜市内在住の65歳以上 100円
所在地:神奈川県横浜市中区日本大通12
開館時間:9:30-17:00(券売は閉館30分前まで)
休館日:月曜(月曜日が祝日の場合は翌日平日休み)、年末年始(12月28日[水]~1月3日[水])
問合せ先:Tel.045-663-2424
主催:横浜ユーラシア文化館
後援:駐日ウズベキスタン共和国大使館

横浜ユーラシア文化館 ホームページ
http://www.eurasia.city.yokohama.jp/

Related Posts

Begin typing your search term above and press enter to search. Press ESC to cancel.

Back To Top