建築家に求められる地域との関わり方をテーマに、東京・西新宿のリビングデザインセンターOZONE（運営：東京ガスコミュニケーションズ）が主催するセミナーに、建築家の能作淳平氏が登壇、12月9日にオンライン方式（Zoom）にて開催される。
《富士見台トンネル》外観 ノウサクジュンペイアーキテクツ提供
建築家の能作淳平氏は、2019年にそれまで都心にあった生活と仕事の拠点を東京の西、国立市へと移転。築約50年の団地の1室をリノベーションした自邸（富士見台団地のリノベーション）のほか、団地の大通り沿いで空いていた路面の物件を〈富士見台トンネル〉としてリノベーションし、自身の設計事務所を構えるとともに、”シェアする商店”を併設して同年11月にオープンさせている。厨房付きで空間そのものを時間制で貸し出し、スキルさえああれば比較的簡単に誰でも事業を開始できるよう能作氏が設定した会員制システムのもと、レストランやパン、ドリンクバー、占いなど、店主が日替わりとなる多彩な”商店”が〈富士見台トンネル〉という場をシェアして営業している。
さらに能作氏は、国立市内の別の中古路面店を改修して、”シェアするコンビニ”をコンセプトとしたプロジェクトを立ち上げ、「みんなのコンビニ」として近日中にオープンする予定（12月中旬までクラウドファンディングを実施）。
本セミナーでは、「仕事と暮らしを変える-持ち寄るシェアの可能性-」をテーマに掲げ、能作氏のこれまでの設計活動を振り返りつつ、”シェアする商店”に次いで”シェアするみんなのコンビニ”を立ち上げた経緯や、建築家に求められる地域との関わり方とそれらの可能性などが語られる予定。「みんなのコンビニ」プロジェクトを能作氏と共に立ち上げた、佐竹雄太氏と加藤健介氏もゲストに迎える。
《シェアするみんなのコンビニ》イメージ ノウサクジュンペイアーキテクツ提供
なお、本セミナーは、当初発表では西新宿のリビングデザインセンターOZONEの館内で行われる予定だったが、会場設備の不具合により、オンラインセミナーに変更されている（11月28日 主催者発表）。
聴講は無料。但し、リビングデザインセンターOZONEの会員制度・CLUB OZONE会員への登録が必要（入会金・年会費・登録無料）。
詳細は、リビングデザインセンターOZONEのホームページを参照。
登壇者（左から）：能作淳平氏、佐竹雄太氏、加藤健介氏
information
オンラインセミナー「仕事と暮らしを変える-持ち寄るシェアの可能性-」
日時：2022年12月9日（金） 17:00-18:30
講師：能作淳平（建築家、junpei nousaku architects代表）
ゲスト：佐竹雄太（アラウンドアーキテクチャー代表。不動産サイト「建築家住宅手帖」編集長）、加藤健介（合同会社三画舎代表、国立本店「ほんとまち編集室」代表）
会場：オンライン（Zoomを使用）
聴講方法：要予約
受講料：無料
主催：リビングデザインセンターOZONE
イベント告知・予約ページ
https://www.ozone.co.jp/news/pro-seminar/1018/
