「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」

六本木ヒルズ森タワー52階にある屋内展望台・東京シティビューにて、「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」が3月17日より開催されている(主催:森美術館)。

森美術館 「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」
ヘザウィック・スタジオ《上海万博英国館》 2010年 撮影:イワン・バーン

ヘザウィック・スタジオ(Heatherwick Studio)は、英国人建築家でデザイナーのトーマス・へザウィック(Thomas Heatherwick)が、1994年にロンドンに設立した設計事務所・デザイン集団。主な作品として、中国における2010年《上海万博英国館》、2021年の上海《サウザンド・ツリーズ》のほか、米国・ニューヨークのハドソン川の人工島公園にオープンした《リトル・アイランド》、ロンドンに今年竣工したばかりのグーグル新本社(ビャルケ・インゲルス・グループ/BIGとのコラボレーション)などがある。日本国内では、今秋開業予定の森ビルの大型都市開発プロジェクト「麻布台ヒルズ」にオープンする低層部複合施設のデザインを担当していることでも話題。

森美術館 「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」
ヘザウィック・スタジオ《リトル・アイランド》 2021年 ニューヨーク 撮影:ティモシー・シェンク

森美術館 「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」
ヘザウィック・スタジオ《麻布台ヒルズ/低層部》 2023年(予定)東京 Ⓒ DBox for Mori Building Co., Ltd.

本展は、日本では初となるヘザウィック・スタジオの大規模個展。試行錯誤を重ね、新しいアイデアを実現する彼らの仕事を、大都市・東京を一望できる屋内展望エリアに沿って展開する会場にて、「ひとつになる」、「みんなとつながる」、「彫刻的空間を体感する」、「都市空間で自然を感じる」、「記憶を未来へつなげる」、「遊ぶ、使う」の6つの視点で構成、人間の心を動かす優しさ、美しさ、知的な興奮、そして共感をもたらす建築とは何かを探る。
建築作品以外にも、ロンドン市バスの2012年新車両《新ルートマスター》や、中国のEVブランド・IMモーターズと開発中の新型EVコンセプトカー《Airo》の1/1モックアップもお目見え。さらに、各種プロジェクトの素材サンプルやドローイング、映像資料も数多く披露されている。彼らが建築と同等に扱いデザインしている家具の1つで、マジスから発売されている《スパン》は、会場最深部のフロアで実際に座ることもできる。

森美術館 「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」
ヘザウィック・スタジオ《スパン》 2007年- Courtesy: Magis 撮影:スーザン・スマート

information

「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」
会期:2023年3月17日(金)~6月4日(日) ※会期中無休
開館時間:10:00-22:00(最終入館 21:00)
会場:六本木ヒルズ森タワー52階 東京シティビュー(東京都港区六本木6-10-1)

観覧料金:平日と土・日曜・休日で異なる(カッコ内の金額は、専用オンラインサイトでチケットを購入した場合)
平日:一般 2,000円(1,800円)、学生(高校・大学生)1,400円(1,300円)、子供(4歳~中学生)800円(700円)、シニア(65歳以上)1,700円(1,500円)
土・日曜・休日:一般 2,200円(2,000円)、学生(高校・大学生)1,500円(1,400円)、子供(4歳~中学生)900円(800円)、シニア(65歳以上)1,900円(1,700円)
※セット券など各種割引については森美術館ホームページを参照

専用オンラインサイト
https://visit.mam-tcv-macg-hills.com/

森美術館ホームページ
https://www.mori.art.museum


読者プレゼント

この展覧会のペアチケットを抽選で5組10名様にプレゼントします。
メールタイトルに必ず「ヘザウィック・スタジオ展 チケットプレゼント」と明記し、送付先の住所・郵便番号・氏名、年齢と、『コンフォルト』の感想もお書き添えのうえ、下記メールアドレスまで([@]→@に変えて)お申し込みください。
info[@]confortmag.net
応募締切:2023年4月14日(金)
ご応募をお待ちしております

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