セシリエ・マンツ「TRANSPOSE 発想のめぐり」「TRANSPOSE 発想のめぐり -A Hint of Colour」

デンマークのデザイナー、セシリエ・マンツ(Cecilie Manz)の日本初となる個展が、東京・高田馬場のBaBaBaと、東日本橋にあるマルニ木工の拠点・maruni tokyoにて開催されている。

セシリエ・マンツ「TRANSPOSE 発想のめぐり」
Photo by JEPPE SØRESEN

セシリエ・マンツは1972年デンマーク生まれ。1998年にスタジオを開設したコペンハーゲンに拠点を構え、食器、電化製品、照明、家具など幅広い領域でデザインを手掛けているデザイナー。世界的な企業やブランドとのクライアントワークに加えて、彼女の創作活動において、実験的なプロトタイプや彫刻作品のような一点物の制作も重要な位置を占めているという。頭の中にあるさまざまなアイデアが、どのようにしてかたちになり、インダストリーな商品へと昇華されているのか? 本展では、2つの会場に共通するタイトル「TRANSPOSE 発想のめぐり」のとおり、国際的に活躍するデザイナーの発想の源や、制作の裏側を垣間見ることを試みる(企画・ディレクション:猪飼尚司)。

BaBaBa会場では「ARITA|有田の記憶」「TEGNESTUEN|創作の現場」「MÅLTID|食事の風景」「AD HOC|新しいアイデア」の4つのテーマのもと、展示を展開。maruni tokyo会場では、セシリエ・マンツがデザインしてマルニ木工から昨年発売されたコレクションの新作および新色とあわせて、「A Hint of Colour|色彩の意識」と題した展示が行われている。

セシリエ・マンツ「TRANSPOSE 発想のめぐり」
BaBaBa会場 Photo by Kohei Yamamoto

セシリエ・マンツ「TRANSPOSE 発想のめぐり」
maruni tokyo会場 Photo by Kohei Yamamoto

どちらも、1つのテーブルの上に、彼女のスタジオや自宅から運ばれてきた、それぞれに大切な思い入れがある私物や、貴重なドローイングペーパーや試作品といったデザインの断片、有田焼とコラボレーションした磁器シリーズなどが、彼女の手で配置され、展示空間としてデザインされたインスタレーション作品として展開している。
両会場ともに入場無料で、会期は6月30日まで。ギャラリーツアーもそれぞれの日程で開催される。

セシリエ・マンツ「TRANSPOSE 発想のめぐり」
Photo by JEPPE SØRESEN

information

「TRANSPOSE 発想のめぐり」
会場:BaBaBa(東京都新宿区下落合2-5-15)
会期:2023年5月20日(土)~6月30日(金)
開場時間:11:00-18:00
休業日:水曜
入場料:無料
ギャラリーツアー:6月3日(土)、17日(土)13:00- / 15:00-
https://bababa.jp

「TRANSPOSE 発想のめぐり -A Hint of Colour」
会場:maruni tokyo(東京都中央区東日本橋3-6-13)
会期:2023年5月25日(木)~6月30日(金)
営業時間:11:00-18:00
休業日:水曜
入場料:無料
ギャラリーツアー:6月11日(日)、6月24日(土)13:00- / 15:00-
https://www.maruni.com

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