建築家の原広司が設計した、グラフィックデザイナーの粟津潔の住居兼アトリエにて、美術家の吉國元(よしくに もと)の展覧会「根拠地−粟津邸ではじまる」が9月9日から開催されている(開場は会期中の土曜・日曜・祝日のみ)。
粟津邸(提供:吉國元)
画面中央の展示作品:吉國元《来者たち/Arrival》より(2020年)
吉國元は、ジンバブウェ現代史、アフリカ人都市労働史の研究者を父にもち、1986年にジンバブエ ・ハラレに生まれた。1996年に日本に移り住み、多摩美術大学(造形表現学部造形学科油画科)を2015年に卒業後、創作活動を続けている。
本展は、粟津潔の子息・粟津ケンとの共同で企画された。吉國の絵画のほか、粟津邸の茶室において特別展示も行われる。会期中の9月18日(月・祝)には、作家のほか、インディペンデント・キュレーターの清水チナツ(PUMPQUAKES)と、町田市立国際版画美術館で学芸員を務める町村悠香の両氏をゲストに迎え、会場にてシンポジウム「根拠地であつまる」も開催される。
粟津邸(提供:吉國元)
information
吉國元展「根拠地 −粟津邸ではじまる」
会期:2023年9月9日(土)〜10月29日(日)※期間中の土・日曜と、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)に開場
開場時間:上記日時の11:00-17:00
会場:粟津邸(神奈川県川崎市多摩区南生田1-5-24)
入場料:1,000円
企画:粟津ケン、吉國元
展示:吉國元
特別展示:Subterráneos(スブテラネオス)
関連イベント
シンポジウム「根拠地であつまる」
日時:2023年9月18日(月・祝)14:00-17:00
登壇:清水チナツ(インディペンデント・キュレーター、PUMPQUAKES)、町村悠香(町田市立国際版画美術館 学芸員)、吉國元
会場:粟津邸
入場料:1,000円
吉國元 ホームページ
https://www.motoyoshikuni.com/