NUNO × we+「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threads -理想の糸を求めて」

京都市上京区にあるギャラリースペース・NEUTRALにて、テキスタイルデザイナーの須藤玲⼦氏が率いるテキスタイルデザインスタジオ・NUNOと、林 登志也氏と安藤北斗氏によるコンテンポラリーデザインスタジオ・we+(ウィープラス)の2組による展覧会「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threads -理想の糸を求めて」が開催されている。同ギャラリーが入っている堀川新文化ビルヂング(運営:大垣書店)が、開館2周年を迎えたことを記念して開催されるもので、同会場では2022年にも須藤氏とwe+による開館1周年記念展「KYOTO nuno nuno」が行われた。

「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threadsー理想の糸を求めて」
須藤玲子《花瓶》2023年 撮影:村瀬健一

本展が行われている京都は、世界的にみても傑出した染織文化を持つ地域であり、数百年にわたり美しい絹織物などがつくり出されてきた。その背景には、美と機能の両面で卓越した素材である「糸」の存在がある。「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threadsー理想の糸を求めて」と題した本展では、リサーチと実験に基づいた独自の表現活動で知られるwe+がディレクションを担当。NUNOの布づくりには欠かせない「糸」の産地である京丹後などに赴き、染織工場で調査を行った。それらに基づいた展示となっている本展では、素材、道具、映像などを通じて、京都のテキスタイル・ものづくりを支えている「糸」の魅力を複合的に伝える。

 

「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threadsー理想の糸を求めて」
民谷螺鈿(たみやらでん)の螺鈿を裁断してつくられた糸(裁断担当:中島裁断所) 撮影:村瀬健一

information

展覧会「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threads -理想の糸を求めて」
会期:2023年10月5日(木)~10月30日(月)※会期中無休
開館時間:10:00-19:00 ※10月18日(水)は18:00まで
会場:堀川新文化ビルヂング ギャラリースペース・NEUTRAL(京都府京都市上京区皀莢町287)
問合せ先:NEUTRAL / TEL.075-431-5537(10:00-19:00)
入場料:無料

「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threadsー理想の糸を求めて」

主催:NEUTRAL(運営:大垣書店)、we+、NUNO、京都府
協賛:荒川技研工業、HAKUTEN、木内酒造、HOTEL CANATA KYOTO
展覧会ディレクター・グラフィックデザイン・会場構成・テキスト:we+ / 林 登志也・安藤北斗
テキスタイルデザイン:NUNO / 須藤玲子、上野和広、真柴純、高重織衣
企画協力:大垣書店、文化星人
映像制作:村瀬健一
参加事業者:柴田織物、創作工房糸あそび、民谷螺鈿、田勇機業、宮眞、安田織物
協力:Webマガジン『AXIS』、黒谷和紙協同組合、丹後織物工業組合、中島裁断所

堀川新文化ビルヂング ホームページ
https://horikawa-shinbunkabldg.jp/

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