本展の会場、21_21 DESIGN SIGHTの施設名称は、英語で優れた視力を言い表す「20/20 Vision (Sight)」を由来とし、さらにその先を見通す場でありたいという「未来」にむけた想いから名付けられた。
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行拡大により、生活様式やコミュニケーションの手法、コミュニティのあり方をはじめとして、物ごとの考え方や価値観などあらゆるものが劇的に変化している昨今、「未来」とはいかに未知なるものであるかを我々に強く実感させている。今から100年後の「未来」はどのような世界、社会になっているのか? 本展の構想はこの問いに端を発している。
現在を生きる私たちの所作や創り出すものに内在する未来への視座を、デザイナーやアーティスト、思想家、エンジニア、研究者など多様な参加者たちとともに可視化していくことを試みる。本展の参加作家は72人。それぞれが「100年後の未来」という仮説をたて、作品でその解を表現する。
会場風景(ギャラリー2)撮影:吉村昌也
参加作家:青木竜太、安藤瑠美、e-lamp(. 山本愛優美)、池上高志、石川善樹、石川 凜、石山アンジュ、稲見昌彦、we+、内田まほろ、内田友紀、evala、江間有沙、大川内直子、大澤正彦、大塚桃奈、岡崎智弘、岡島礼奈、小川絵美子、小川さやか、ライラ・カセム、鎌田安里紗、寒川裕人(ユージーン・スタジオ)、北村みなみ、木原 共、ウィリアム・ギブスン、キリーロバ・ナージャ、クラウディア・クリストヴァオ、Qosmo × 朝日新聞社メディア研究開発センター、齋藤帆奈、佐藤 卓、清水イアン、Synflux、管 啓次郎、諏訪綾子、生環境構築史、アビール・セカーリ、関根健次、ケイト・ダーリング、高橋祥子、玉城絵美、アンソニー・ダン、東京藝術大学 Sputniko! Lab(M2 岩藤愛実)、エレナ・トゥタッチコワ、戸谷洋志、中嶋 愛、中島さち子、長嶋りかこ、永山祐子、能作文徳、NOMA(ノーマ)、PARTY、畑中章宏、HUMAN AWESOME ERROR、廣川玉枝、深澤直人、舩橋真俊、Placy、細尾真孝、マクティア マリコ、
松本紹圭、真鍋太一、水野大二郎、溝口力丸、宮下拓己、mui Lab、村上祐資、森田真生、山崎 亮、エイザ・ラスキン、Licaxxx、渡邉康太郎
「未来」について考えるという姿勢自体を示す本展は、現在を生きる私たちと、これからを生きる世代にとって、デザインとともに明日を創造していくための豊かな洞察力(Insight)を養う機会を提供する。
展覧会ディレクターは、雑誌『WIRED』日本版の編集長である松島倫明氏。本展のオープニングイベントとして、会場構成を担当した中原崇志、グラフィックデザインを担当した上西祐理と松島の3氏によるトークの模様を、12月23日(木)20:00よりオンラインにて配信する(視聴無料、予約制)。
会場風景 岡崎智弘「手でつくる時間」(撮影:吉村昌也)
information
21_21 DESIGN SIGHT企画展「2121年 Futures In-Sight」展
会期:2021年12月21日(火)〜2022年5月8日(日)22日(日)
休館日:火曜(12月21日、5月3日は開館)、年末年始(12月28日〜1月4日)
開館時間:10:00-19:00(入場は18:30まで)
入館料:一般 1,200円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
※会場では新型コロナウイルス感染症予防対策を実施
※入場は予約制となる場合あり
21_21 DESIGN SIGHT 公式Webサイト
www.2121designsight.jp
展覧会ディレクター:松島倫明
グラフィックデザイン:上西祐理
会場構成:中原崇志
企画協力:水島七恵、平瀬謙太朗
デジタルコンテンツ設計:CANOPUS
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人三宅一生デザイン文化財団
後援:経済産業省、港区教育委員会
特別協賛:三井不動産株式会社
協力:株式会社中川ケミカル
展覧会詳細
https://2121futuresinsight.jp/