コヴァレヴァ・アレクサンドラ＋佐藤敬による建築家ユニット・KASAが総合ディレクターを務める「小石川植物祭 2023」が、東京・白山にある小石川植物園（東京大学大学院理学系研究科附属植物園）を中心とした近隣地域の会場にて11月3日から5日にかけて開催される。
キービジュアルコンセプトステイトメント：「命名」は「素描」。本質に迫る行為と、その後の変化。図版 左から時計回りに、ハクサンカメバヒキオコシ、ムサシアブミ、ハンカチノキ、精子発見のイチョウ、メタセコイア（画・高田康代／めぐるデザイン）
「小石川植物祭」は、年間を通じて「植物」を軸にまちについて思考し、実践する場づくりを目的とした循環型のプロジェクト。「街が植物園へやってきて、植物園が街へ広がっていく」をコンセプトに、小石川植物園とKASAとの共同で昨年秋に第一回が開催され、1万人にせまる来場者を記録した。
今年は「『植物』と考える、まちのこれから」をビジョンに、誰もが「植物」を学び、植物で学べる場をつくること、世代や分野を越えて、人や地域をつなげること、まちの資源を発見し、新たな価値を創造すること、この3つのミッションを掲げ、小石川植物祭実行委員会として本格始動。京都大学人文科学研究所准教授の藤原辰史氏をキュレーターに迎え、テーマ「命名 ―なぜ人は植物に名を授けるのか―」のもと、20の出展プロジェクトが展開される（出展プロジェクトの詳細は小石川植物祭公式ホームページ・公式instagramを参照）。
出展プロジェクト「ムジナの庭」ムジナの庭＋小石川植物園環境整備チーム
中心となる会場・小石川植物園は、徳川幕府が設けた小石川御薬園を前身とする、世界でも指折りの歴史を有する植物園のひとつ。日本の植物学の父・牧野富太郎氏（1862–1957）が研究にうちこんだ場として知られる。
小石川植物園本館（竣工：1939年、設計： 内田祥三 ）
information
「小石川植物祭 2023」
会場：小石川植物園、同園の近隣地域
会期：2023年11月3日（金・祝）〜11月5日（日）
時間：9:00―16:30（入園は16:00まで）
入園料：大人（高校生以上）500円、小中学生 150円
※再入園可（9:00-16:00）
主催：小石川植物祭実行委員会
協力：東京大学大学院理学系研究科附属植物園（小石川植物園）
後援：文京区・文京社会福祉士会
助成：文京区社会福祉協議会Bチャレ（提案公募型協働事業）
協賛：共同印刷株式会社 ほか
「小石川植物祭」ホームページ・インスタグラム
https://koishikawabotanicalfestival.org/
https://www.instagram.com/koishikawabotanicalfestival/
