TOGAKUDO POPUP SHOP　陶・いろ・色

162号（2018年6月号）「あたたかいガラス」特集で紹介した、ガラスと陶の工房・陶額堂（とうがくどう）が「陶」の小品展を催す。

陶額堂は、京都市内にデザインオフィスを構え、長浜の工房で制作するため、陶秞の色見本を2組用意して、両所で意思の疎通を図ってきた。ところが、おもに使用している土の種類が増え、現在では手に入らない釉薬もあり、その整理も兼ねてすべての色見本を7年ぶりに刷新したという。役目を終えたとはいえ、これまでに親しんできた、愛着のある陶秞見本を廃棄するには忍びない。そこでキズのないものを選び、また還元焼成しなおして、有終の美を飾るべく、レザーの額縁に貼って作品として新たな命を吹き込んだ。

ピースのサイズは5センチ角。会場では、その陶作品を販売する（1個¥3,000／3個セット¥8,500／5個セット¥13,000、税込）。土の違いで色が異なり、また釉薬の光沢や深みなど一つひとつに個性をまとう。出展数は600点あまりあり、その中から好みの色や質感を見つけ出す楽しみも味わえそうだ。

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