群⾺県館林市に現存する、菊竹清訓（1928-2011）が設計した旧館林市庁舎（現・館林市民センター）にて、「メタボリズム建築・旧館林市庁舎 これからのかたち」が11月23日より4日間にわたり開催される。
旧館林市庁舎は1963年の竣工。同時期に菊竹と⿊川紀章（1934-2007）らが中心となって展開していた建築ムーブメント・メタボリズムを代表する建築作品の1つであり、今年6月には、ドコモモ・ジャパン[*]が2022年度のドコモモ選定建築物「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」の1つに選出したことを発表している。
本イベントでは、菊⽵に関するパネルや資料を5階 講堂ほかにて展⽰（23日〜26日）するほか、建物撮影ワークショップなども展開。最終日には、菊⽵清訓建築事務所出身の建築家のひとり、⻑⾕川逸⼦を招いての講演会も開催される。
また建物の1階には、建物を使いながら維持する動態保存を⽬的とした常設のデザイン＆アートラウンジ［スペースTBRI］がオープン。こけら落としとなるヴィンテージ家具の企画展示・販売会なども行われる。
各種イベントの詳細および参加方法は、館林市の告知・イベント案内ページを参照。
*.ドコモモ・ジャパン（DOCOMOMO Japan）：モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織、ドコモモ（DOCOMOMO: Documentation and Conservation of buildings,sites and neighbourhoods of the Modern Movement）の日本支部、運営は一般社団法人docomomo japan
information
「メタボリズム建築 旧館林市庁舎 これからのかたち」
会期：2023年11⽉23⽇（⽊・祝）〜26⽇（⽇）
会場：旧館林市庁舎（現・館林市民センター / 群⾺県館林市仲町14-1）
開場時間：イベントごとに異なる ※5階講堂での菊竹展は10:00-17:00
主催：TBRI（東毛建築リサーチ研究所）、館林市
協力：文化庁 国立近現代建築資料館
協賛：一般社団法人群馬建築士会館林支部
詳細 / 館林市 イベント案内ページ
https://www.city.tatebayashi.gunma.jp/s063/kanko/010/20221018110911.html
