富山県美術館「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」【読者プレゼントあり】

富山県美術館にて「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」展が2月17日より開催されている。本展は、東京・世田谷美術館にて昨年11月から今年1月にかけて開催された展覧会の北陸巡回。このあと、6月から8月にかけて京都国立近代美術館でも開催される。

富山県美術館「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」
倉俣史朗がデザインした椅子
左側:1986年《ハウ・ハイ・ザ・ムーン》/ 右側:1984年《椅子の椅子》
2点とも、富山県美術館蔵 撮影:柳原良平 ©Kuramata Design Office

本展は、1960年代以降のデザイン界において世界的に高い評価を受けた数少ない日本人デザイナーの一人、倉俣史朗(1934-1991)の大規模回顧展。倉俣史朗の名を冠した展覧会としては、約10年ぶりとなる。デザイナーとして独立する以前の20代の頃の仕事を紹介した資料から、富山県美術館が所蔵している〈ミス・ブランチ〉(1988年)など、56才で急逝した倉俣がこの世を去る直前までに手がけていた家具やインテリア、空間デザインのほか、倉俣自身が見た夢のスケッチやプロダクトのイメージスケッチ、その傍らに置かれていた蔵書やレコードなども展示され、さらには倉俣自身の言葉を通して、彼の内面や思考の背景など「倉俣史朗その人」を伝えることも試みている。富山展の会場の展示構成・デザインを、クラマタデザイン事務所に1986年から1991年まで在籍したインテリアデザイナーの五十嵐久枝氏(IGARASHI DESIGN STUDIO主宰)が担当。会期中、五十嵐氏らが登壇する講演会や、本展を担当した学芸員によるギャラリートークなども開催される(詳細は富山県美術館ホームページを参照)。

富山県美術館「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」
イメージスケッチ「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」1980年代 クラマタデザイン事務所蔵 撮影:渞 忠之 ©Kuramata Design Office

information

「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」開催概要
会期:2024年2月17日(土)~4月7日(日)
会場:富山県美術館 2階展示室3、4(富山県富山市木場町3-20)
開館時間:9:30-18:00(最終入場は17:30まで)
休館日:水曜(3月20日[水・祝]を除く)、3月21日(木)
観覧料:一般 900円、大学生 450円、高校生以下無料
※企画展入場当日に限り、コレクション展も観覧可
※各種割引、入館時の注意事項などは富山県美術館ホームページを参照
主催:富山県美術館、朝日新聞社、北日本新聞社、富山テレビ放送
特別協力:クラマタデザイン事務所
協賛(五十音順):東洋ガスメーター、NiX JAPAN、前田薬品工業

富山県美術館「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」
「倉俣史朗のデザイン」展ポスター デザイン:永井裕明 ©Kuramata Design Office

展覧会詳細
https://tad-toyama.jp/exhibition-event/17929


読者プレゼント

この展覧会のチケットを3組6名様にプレゼント!
住所、氏名、年齢、コンフォルトの感想を明記の上、下記メールアドレスまで([@]→@に変えて)お申込みください(申込多数の場合は抽選)。
info[@]confortmag.net
*タイトルに必ず「富山県美術館 倉俣史朗展 チケットプレゼント」と明記してください。
応募締切:2024年3月15日(金)

ご応募をお待ちしております。

Related Posts

Begin typing your search term above and press enter to search. Press ESC to cancel.

Back To Top