「VISUALIZE 60のトビラ絵展」

グラフィックデザイナーの原 研哉氏が率いる日本デザインセンターが主催し、同社の東京本社13階(銀座4丁目9-13 銀座4丁目タワー)にあるイベントスペース・POLYLOGUE(ポリローグ)にて、2021年6月27日まで開催される「VISUALIZE 60」に展示された「トビラ絵」をまとめて展示する「VISUALIZE 60のトビラ絵展」が、東京・銀座の森岡書店にて開催されている。

POLYLOGUE会場の「VISUALIZE 60」は、日本デザインセンターが手がけたサイン計画やポスターなどデザインの「実践」と、未だ世には出ていない萌芽のような「構想」を含む60のプロジェクトを、展示替えを挟んで前後期(Vol.1・Vol.2)で紹介するもの。「トビラ絵」は、これら60のプロジェクトの導入部としてそれぞれに添えられ、日本デザインセンター所属で三澤デザイン研究室としても活動している、デザイナーの三澤 遥氏がすべてのデザインを担当した。

「VISUALIZE 60」Vol.2 会場風景 日本デザインセンター「VISUALIZE 60」Vol.2 会場風景

「VISUALIZE 60」Vol.2 会場風景 画面右側のモニターが「トビラ絵」(「大柵欄」の展示)

日本デザインセンターでの前後期あわせて2つの企画展と、これに先駆けた2020年9月から10月にかけて銀座松屋のデザインギャラリー1953にて開催された企画展「VISUALIZE なるほど/だったりしてのデザイン」、さらに今回の森岡書店での展示をあわせた4つの企画展・展示で、日本デザインセンターが提示する、大きく1つの「VISUALIZE(ヴィジュアライズ)」を構成している。「VISUALIZE」の実践を提示する4つの場を通して、メディア変革時代におけるデザインの役割を、デザインの本質を可視化する「VISUALIZE」という視座から問い直し、その考え方を人々と共有することを試みる。

今回の「VISUALIZE」の最後を飾る森岡書店での展示ディレクターは、「VISUALIZE 60」に引き続き、色部義昭(日本デザインセンター取締役、色部デザイン研究所主宰)が担当。三澤氏がデザインした60の「トビラ絵」のほか、トビラ絵の制作過程の一部も公開し、「本質を見極め、可視化する」とは何かを、訪れた人にわかりやすく提示している。
また、会場では、今年1月に誠文堂新光社から刊行された書籍『VISUALIZE 60』に”着せ替え”することができる、トビラ絵入りカバーを数量限定で全60種類用意。書籍を持参または当日会場にて購入した場合に限り、好みのカバーを1つ、無料で選ぶことができる。

書籍『VISUALIZE 60』誠文堂新光社 2021年1月
書籍『VISUALIZE 60』(誠文堂新光社、2021)

information

「VISUALIZE 60のトビラ絵展」
会期:2021年6月15日(火)〜27日(日)
営業時間:13:00―19:00
休業日:6月21日(月)
入場料:無料、予約不要(混雑状況により入場制限あり)
会場:森岡書店(東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1F)
TEL:03-3535-5020
森岡書店ホームページ
https://ja.takram.com/projects/a-single-room-with-a-single-book-morioka-shoten/

「VISUALIZE 60」
会期:2021年6月27日(日)まで
会場:POLYLOGUE(日本デザインセンター東京本社13階)
入場料:無料(但し、日時予約制)
詳細https://confortmag.net/20201110visualize-60/

「VISUALIZE」公式ホームページ
https://visualize60.ndc.co.jp

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