スイス現代美術を代表する映像インスタレーション作家、イヴ・ネッツハマー(1970-)の展覧会が、栃木県宇都宮市の宇都宮美術館にて開催されている。これまでにサンフランシスコ近代美術館(2008年)、ベルン美術館(2010-11年)など世界各地で個展を開催している作家の日本初個展となる。
イヴ・ネッツハマー《身体の外縁》 2012年 ギャラリー・ビアンコーニ(ミラノ)での展示映像より ©︎ Yves Netzhammer
イヴ・ネッツハマー《反復するものが主体化する(プロジェクトA)》 2007年 ヴェネツィア・ビエンナーレ、スイス館での展示映像より ©︎ Yves Netzhammer
イヴ・ネッツハマーは1970年スイス北部の都市シャフハウゼン生まれ。建築製図やデザインを学んだのち、1997年に作家活動を開始した作家。通常の語りの論理を超えて展開するデジタル・アニメーションの映像に、自動機械など風変わりなオブジェを掛け合わせた作品で知られる。大学や病院といった公共建築と一体化したプロジェクトなども手がけ、現代的な感性と機知にあふれた作品を発表してきた。本展ではこれまでの代表的な映像作品を紹介するとともに、県内にある大谷採石場の巨大な地下空洞にインスピレーションを受け、宇都宮で制作した竹を用いた大規模な新作インスタレーションを披露している。また本展では、作品が設置される土地や建築の記憶を肌で読み解くネッツハマーが、美術館の周囲の森の情景を建物内に効果的に取り込んだ空間に、自身の作品で対話を試みるなど、建築家の岡田新一が手がけた美術館建築との競演もみどころ。
information
「イヴ・ネッツハマー ささめく葉は空気の言問い」展
会期:2024年3月10日(日)〜5月12日(日)
会場:宇都宮美術館(栃木県宇都宮市長岡町1077)
開館時間:9:30-17:00(最終入館は16:30まで)
休館日:月曜(4月29日、5月6日を除く)、4月30日(火)、5月7日(火)
観覧料:一般 1,000円、高校生・大学生 800円、小学生・中学生 600円
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保険福祉手帳の提示で、本人と介護者1名まで無料
※宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料(「宮っ子の誓いカード」または学生証の提示が必要)
※4月21日(日)の「家庭の日」は割引設定あり
※4月2日(火)「市民の日」は宇都宮市民は観覧無料(住所が確認できる身分証明書などの提示が必要)
TEL:028-643-0100
主催:宇都宮美術館、下野新聞社
後援:在日スイス大使館
助成:スイス・プロ・ヘルベティア文化財団
宇都宮美術館ホームページ
http://u-moa.jp/
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応募締切:2024年4月7日(日)
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