横浜で3年に一度開催される現代アートの国際展「横浜トリエンナーレ」が3月15日に開幕した。第8回となる今回のテーマは「野草:いま、ここで生きてる」。北京を拠点に活躍するアーティスティック・ディレクターのリウ・ディン(劉⿍)とキャロル・インホワ・ルー(盧迎華)が設定した今回のテーマは、中国の⼩説家、魯迅(ろじん|1881-1936)の詩集『野草』(1927年刊)からとられている。
本展は、横浜美術館をはじめとする5つの会場を舞台に7つの章で構成され、そのうち3つの章では、テーマである「野草:いま、ここで生きてる」を深く掘り下げるため、トピック別に「セクション」を設け、特集展⽰を⾏っている。
横浜美術館 会場風景(撮影:冨田了平|提供:第8回横浜トリエンナーレ広報事務局)
横浜美術館「グランドギャラリー」展示風景(撮影:冨田了平|提供:第8回横浜トリエンナーレ広報事務局)
最も展示作品数が多い横浜美術館は、約3年間の大規模改修を終え、「横浜トリエンナーレ」開幕にあわせてリニューアルオープン。建築家の丹下健三(1913-2005)が設計した当初の構想に基づき、改修された開閉式のルーバーを通して、ガラス張りの天井から自然光が漏れ落ちる吹き抜けの大空間・グランドギャラリーも全て使用した全館展示となっている。
また「アートもりもり!」と題して、BankART Life7など市内の芸術活動拠点でも「横浜トリエンナーレ」の開催期間と連動した展覧会を開催。
「横浜トリエンナーレ」には世界31の国と地域から93組のアーティストが参加。このうち20組が新作を発表し、日本初出展となるアーティストは31組。
「第8回横浜トリエンナーレ」旧第一銀行横浜支店会場 展示風景(撮影:大野隆介|提供:第8回横浜トリエンナーレ広報事務局)
BankART Life7 会場風景(提供:第8回横浜トリエンナーレ広報事務局)
「黄金町バザール2024」展示風景(提供:第8回横浜トリエンナーレ広報事務局)
information
第8回横浜トリエンナーレ「野草:いま、ここで生きてる」
アーティスティック・ディレクター:リウ・ディン(劉鼎)、キャロル・インホワ・ルー(盧迎華)
会期:2024年3月15日(金)〜6月9日(日)開場日数:78日間
休場日:木曜(4月4日、5月2日、6月6日を除く)
開場時間:10:00-18:00 ※6月6日(木)〜9日(日)は20:00まで開場(入場は各日とも閉場の30分前まで)
会場:横浜美術館(メイン会場)、旧第一銀行横浜支店、BankART KAIKO、クイーンズスクエア横浜、元町・中華街駅連絡通路
連携拠点:BankART1929、黄金町エリアマネジメントセンター、象の鼻テラス、急な坂スタジオ
主催:横浜市、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会
公式ホームページ
https://www.yokohamatriennale.jp/
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