等身大の居心地のいい家を設計すると同時に、多くの著作を世に送り出してきた建築家、中村好文さんの展覧会が、韓国・ソウルで開催される。

展示会場となるのは、ソウル中心部の北に位置する北村(プクチョン)の韓屋(かんおく・ハノク)。韓屋とは韓国の伝統的な家屋のことで、韓国の建築家・趙鼎九(チョ・ジョング)さん率いる「guga都市建築」が約12年前に改修設計を手がけ、現在はギャラリー、イベントスペースや宿泊施設として活用されている。
今回の展覧会では、この韓屋の空間を4つのゾーンに分けた展示が行われる。
〈建築〉ゾーンでは、中村さんがこれまでに手がけた450軒を超える住宅の中から10作品を、〈家具〉ゾーンでは、ライフワークとして取り組んできた家具デザインの代表作を展示。〈生活〉ゾーンでは、プロダクトデザインや執筆してきた書籍を通して、その暮らしへの視点を紹介し、〈映像〉ゾーンでは、インタビュー映像などを上映する。
韓国の家具職人である李相禄(イ・サンロク)さんと協働した、本展のために新たにデザイン・製作された新作の家具も展示する。
「住宅建築家・中村 好文 普通でちょうど良い」展
会期 2025年10月18日(土)~11月16日(日)
午前11時~午後5時
休館日 なし
会場 Yang-Yoodang
35-8 Bukchon-ro 12-gil, Jongno District, Seoul, Korea
安国駅から徒歩12分
料金 無料
主催 有限会社レミングハウス
協力 guga都市建築
協賛 韓国住居学会
助成 国際交流基金ソウル日本文化センター
問合せ先 有限会社レミングハウス(担当/林)press@lemminghouse.com
中村好文 Yoshifumi Namamura

1972年 武蔵野美術大学建築学科卒業
1976年 都立品川職業訓練所木工科
1976年〜80年 吉村順三設計事務所
1981年 レミングハウス設立
1987年「三谷さんの家」で第1回吉岡賞受賞
1993年「一連の住宅作品」で第18回 吉田五十八賞「特別賞」受賞
2014年〜現在 多摩美術大学客員教授
【主な著書】
『住宅巡礼』 『住宅巡礼ふたたび』 『住宅読本』★ 『意中の建築 上・下巻』 『暮らしを旅する』★ 『パン屋の手紙』 『建築家の住まいぶり』★ 『普段着の住宅術』 『中村好文 普通の住宅、普通の別荘』 『中村好文 集いの建築・円いの空間』『百戦錬磨の台所1・2巻』など多数。★印は韓国語版あり
<展覧会関連イベント>
トークイベント
ふたつの展覧会を巡って 中村好文×趙鼎九 ’家を語る’
登壇者 中村好文(建築家) 趙 鼎九(建築家)
開催日時 2025年10月24日(金)19:00〜21:00 *受付は18:30〜
会場 フランシスコ教育会館 4F 410 室
9 Jeongdong-gil, Jung District,Seoul, 韓国
参加費 15,000KRW
定員 一般参加者 約100人 *要事前申込 (抽選)
応募方法 ウェブサイトの申込みフォームから応募する。
*申込み受付期間は9月1日(月)〜21日(日)
*当選者にのみ10月1日(水)に連絡
主催 guga都市建築 LEMMING HOUSE
ワークショップ
「座編みのストゥールに挑戦しよう ! 」
講師 牧瀬福次郎 イ・サンロク
会場 ソウル 西村付近 *詳細な場所は当選者にのみ連絡
開催日時 2025年11月9日(日) 12:30〜18:00 *受付12:00〜
参加費 250,000 KRW *当選発表後7日以内に支払い
定員 約12人 要事前申込 (抽選)
応募方法 ウェブサイトの申込みフォームから応募する。
*申込み受付期間 9月1日(月)〜21日(日)
*当選者にのみ10月1日(水)に連絡
注意事項:
*座編みの作業はペーパーコードを引っ張る力が必要です。まことに残念ですが、お子様や高齢の方は参加できません。*会場のスペースの都合上、当選者おひとりでご参加ください。見学や付き添いはご遠慮ください。
主催 LEMMING HOUSE
<展覧会公式ウェブサイト>
https://expo.lemminghouse.com/
<レミングハウス公式ウェブサイト>
https://lemminghouse.com/
<SNSアカウント>
https://www.instagram.com/lemminghouse1981/

