アイスランド系デンマーク人アーティスト、オラファー・エリアソン(1967-)の展覧会。日本では10年ぶりとなる大規模な個展。
オラファー・エリアソンは1990年代初めから、写真、彫刻、ドローイング、インスタレーション、デザイン、建築など、多岐にわたる表現活動を展開してきた。本展においても、展示室の内外で展開される2つの大規模なインスタレーションをはじめ、光と幾何学に対する長年の関心が反映された彫刻、20年以上にわたってアイスランドの自然を撮影してきた写真のシリーズ、ドローイングと水彩画、エリアソンの代表作を含め、数多くの国内初公開作品など、バリエーションに富んだ構成となる。初期の代表作で、鑑賞者の目の前に虹を再現する体験型作品《ビューティー》(1993)も大きな見どころ。
エリアソンは、作品の成り立ちだけでなく、作品を輸送する際にも二酸化炭素排出量を抑えるなど、環境に配慮した創作姿勢でも知られ、サステナブルな生分解性の新素材やリサイクルの技術に関するスタジオ・オラファー・エリアソンを構えている。本展では、近年のリサーチの一部も紹介する。
スケジュールの変更について
当初の予定では、本展は3月16日(月)から6月14日(日)までの会期で開催されるところ、東京都の方針に則り、新型コロナウイルス感染症の予防および感染拡大の観点から、2月17日(月)に臨時休館となり、本展は開幕できずに閉場となっていた。
国の緊急事態宣言が解除され、東京都が策定した「新型コロナウイルス感染症を乗り越えるためのロードマップ」のステップ1に移行したことを踏まえ、6月2日(火)に一部開館して営業を再開、本展も6月9日(火)の全館開館にあわせて開幕、初日を迎える。伴い、会期も9月27日(日)までに変更となり、ガイドスタッフによるギャラリートーク、講座、ワークショップなどの関連プログラムも当面の間は中止となる。
入館規定や開館状況など最新の情報は、会場ホームページを参照のこと。
臨時休館中に公開された本展関連オンラインコンテンツ
東京都現代美術館YouTube公式チャンネル
「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる(展示風景)/”Olafur Eliasson: Sometimes the river is the bridge”」[Installation view] 2020/05/13公開
daito manabe(真鍋大渡)YouTube公式チャンネル
「Olafur Eliasson x Yuko Hasegawa」 (Staying TOKYO Vol.3) 2020/04/27公開
Information
タイトル | オラファー・エリアソン ときに川は橋となる |
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日時 | 2020年6月9日(火)〜9月27日(日) 開館時間10:00-18:00(展示室入場は閉館30分前まで) 休館日:月曜日(8月10日、9月21日は開館)、8月11日(火)、9月23日(水) |
会場 | 東京都現代美術館 企画展示室 地下2F 東京都江東区三好4-1-1(木場公園内) |
料金 | 一般 1,400円、大学生・専門学校生・65歳以上 1,000円、中高生500円、小学生以下無料 |
電話番号 | 03-5245-4111(代表) またはハローダイヤル 03-5777-8600(8:00-22:00 年中無休) |
会場URL | https://www.mot-art-museum.jp |
展覧会詳細 | https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/olafur-eliasson/ |
開館に関するおしらせ(5月27日発表) | https://www.mot-art-museum.jp/news/2020/05/20200525200453/ |