特別展 ぬくもりと希望の空間 ~大銭湯展 第2期

〈特別展〉ぬくもりと希望の空間~ 大銭湯展ポスター

東京における銭湯、有料公衆入浴場の誕生は、徳川家康の江戸入府まで遡るとされる[*1]。昭和43年(1968)には都内に2,687軒あった銭湯も、令和元年4月末の時点で537軒と、大幅にその数を減らしている。その背景として、昭和43年は42.2%だった自家風呂の保有率が、平成10年(2000)には94.1%に上がるなど、住宅環境と人々のライフスタイルが変化していったことが挙げられる[*2]。
本展は、今年9月まで開催されていた同タイトルの企画展の第2期。東京の銭湯文化と歴史について、さまざまな資料や写真などから紐解き、社会や人々とのかかわり方、またその変遷を辿る。
園内の東ゾーンには、昭和4(1929)に建てられ、昭和63(1988)まで足立区千住で営業していた銭湯「子宝湯」が移築、展示されており、本展とあわせて見学できる(特別展は入園料で観覧可。当日に限り、再入場可)。
会期中に開催される関連イベントについてはホームページ参照。

*1.全国浴場組合ホームページ「銭湯の歴史」より
*2.東京都生活文化局2019年発表資料「都内の公衆浴場数及び入浴料金統制額の推移」より

展示構成:プロローグ〈日本入浴史〉/ 第1章 江戸東京の入浴事情 / 第2章 東京型銭湯 / 第3章 銭湯黄金時代 / 第4章 平成の銭湯 / エピローグ〈銭湯新時代〉

子宝湯 浴室

子宝湯 浴室

 

information

特別展 ぬくもりと希望の空間 ~大銭湯展 第2期
会期:2020年10月24日(土)〜2021年1月31日(日)
開園時間:9:30-16:30(入園は16:00まで)
休園日:月曜(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始・12月25日(金)~2021年1月1日(金)
会場:江戸東京たてもの園 展示室(東京都小金井市桜町3-7-1 都立小金井公園内)
料金:入園料で観覧可:一般 400円、65歳以上 200円、大学生 320円、高校生・中学生(都外)200円、中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童 無料
電話番号:042-388-3300
詳細https://www.tatemonoen.jp/special/2020/201024.php
会場ホームページhttps://www.tatemonoen.jp
特記.新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止する観点から、都の方針に則り、開園日時の急な変更や、臨時休園する場合あり(最新情報は会場ホームページを確認のこと)
来園時の注意事項
https://www.tatemonoen.jp/notice.php

Related Posts

Begin typing your search term above and press enter to search. Press ESC to cancel.

Back To Top