MINO SOIL “Archaeology of Mino” in Collaboration with Studio Mumbai

岐阜県・美濃の土の可能性に着目し、デザインを通じて発信を行う新しいブランド・MINO SOILのエキシビジョンが、東京・表参道のギャラリースペース[441]にて、6月13日まで開催されている。
伝統的な美濃焼から、日常的な食器、建築やインフラのためのタイルやファインセラミック製品まで、知られざる幅広い領域をカバーしている美濃の陶磁器類。だが、それらが“土”からできているということを意識している人は少ないだろう。その“土”が何百万年という気の遠くなるほどの時を経て生成され、奇跡的に地表にあらわれた貴重な資源であるということも同様に。

MINO SOIL “Archaeology of Mino” in Collaboration with Studio Mumbai"
photo: Yurika Kono(4点の写真全て)

MINO SOILは、これらのことを心に刻みながら、確かな世界観をもつデザイナーと手を組み、これまでにない新しいものづくりを発展させていくことを目指している。素材を循環させる技術の開発をはじめ、環境面の課題にも取り組み、地球からの恵みである土と、持続するライフスタイルを結びつけるさまざまな試みを、デザインを通じて展開していく予定。

MINO SOIL “Archaeology of Mino” in Collaboration with Studio Mumbai"
左:ダヴィッド・グレットリ氏(photo: Kenta Hasegawa)
右:ビジョイ・ジェイン氏(スタジオ・ムンバイ代表 / photo: courtesy of Studio Mumbai)

その第一弾として、インドを代表する建築家の一人で、ムンバイを拠点にする建築設計事務所、スタジオ・ムンバイを率いるビジョイ・ジェイン氏とコラボレーション。MINO SOILのクリエイティブ・ディレクターを務めるダヴィッド・グレットリ氏による監修のもと、“美濃の土”にフォーカスしたインスタレーションをつくりあげた。会場では、やきものの里・美濃の自然や、現在も採掘で使用されている鉱山などを撮影した美しい写真(撮影:Yurika Kono)とともに、美濃のやきもの・陶磁器類の原材料である土、粘土、木節粘土の元となった化石化した木などを、インスタレーションとして配置。土の魅力とその不思議さ、今後の新たな表現の可能性についても知らしめる空間展示となっている。

MINO SOIL “Archaeology of Mino” in Collaboration with Studio Mumbai"
photo: Yurika Kono(3点の写真全て)

information

MINO SOIL “Archaeology of Mino” in Collaboration with Studio Mumbai
会期:2021年6月8日(火)〜13日(日)
開場時間:8日 12:00-17:00 / 9日 12:00-20:00 / 10〜12日 10:00-20:00 / 13日 10:00-17:00
会場:441(東京都渋谷区神宮前5-12-1)
入場料:無料(予約制、下記Peatixページより申し込み)
https://minosoil-exhibition-vol1.peatix.com/

関連トークイベント(6月8日開催、終了)
https://confortmag.net/20210608axis-forum70-studio-mumbai/

MINO SOIL 公式ホームページ
https://minosoil.jp/ja/

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