期間限定公開「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展 360°VR+ハイライト映像

2020年11月から翌年2月にかけて、東京都現代美術館で開催された展覧会「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」のアーカイブ映像が、2021年8月24日から2022年3月31日までの期間限定で公開されている。

同展は、アートディレクター、デザイナーの石岡瑛子(1938-2012)の活動の軌跡をたどり、彼女の仕事を総覧する大回顧展として開催され、世代を超えて反響を呼んだ話題の企画展(下の画像は開催時のポスター)。
当初は2020年7月から10月にかけて開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で延期に。緊急事態宣言下での開催となった同館では、場内の混雑を避けるために入場制限を行い、会期終盤には整理券を求める人々の長い列ができた。話題の展覧会であったにも関わらず、通常時に比べて限られた人しか観覧することができなかった展覧会である。

この会場の様子が、オンラインにて、ハイクオリティの360°VRコンテンツと、ハイライト映像によって蘇る。
特別公開されたのは、360°の視界で場内を移動できるVRコンテンツと、一部の展示物にズームで寄れるハイライト映像(撮影・編集 鈴木余位)。展覧会場の壁に記されていた、彼女が残した言葉も読めるほか、プレス内覧会時には撮影が許可されていなかった展示も映り込んでいるのは貴重。さらに、場内で流れていた石岡瑛子のインタビュー音声や、展示に関連した音楽も映像に盛り込まれている。
会期中に運良く見ることができた人も、コロナ禍で会場に足を運べなかった人も、どちらの場合も必見のコンテンツ。この機会をお見逃しなく!

公開オンラインコンテンツ(2022年3月31日まで期間限定公開)
1.360°VR
https://vr.mot-art-museum.jp/
2.ハイライト映像
https://www.youtube.com/watch?v=UytdmzQrXRU
(撮影・編集 鈴木余位)

「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」特別オンラインコンテンツ

なお、360°VRでは、下記2つの動画アーカイブも視聴できる
(1) DOMMUNEアーカイブ
「東京都現代美術館 Presents 『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』開催記念5時間番組『Encyclopedia of EIKO ISHIOKA』」(制作・編集 DOMMUNE)
【出演】コムアイ、マキシーン・ヴァンクリフ(ファッション・ディレクター)、荒川弘之(写真家)、松下徹(SIDECORE)、桜井久美(衣装デザイナー、アトリエHINODE)、ドリアン・ロロブリジーダ(ドラァグクイーン)、hossy(ドラァグクイーン)、河尻亨一(編集者、作家)、永井裕明(アートディレクター)、松本弦人(アートディレクター、グラフィックデザイナー)、宇川直宏(DOMMUNE、”現在美術家” )、藪前知子(東京都現代美術館 学芸員)


(2) VABF関連イベント「石岡瑛子を語りつくす」トークセッション
【出演】河尻亨一(元・広告批評編集長)、藪前知子(東京都現代美術館 学芸員)

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