「切出小刀 —大工道具鍛冶が込めた想い」【読者プレゼントあり】

木の細かい細工などに使われる小型刃物のひとつ、切出小刀(きりだしこがたな)は、カッターナイフが普及する以前、大工仕事や竹細工、木彫、家庭用から子どもの工作に至るまで、さまざまな用途で使われた身近な道具であった。大工道具鍛冶にとって、切出小刀とは、鑿(のみ)や鉋(かんな)のように厳密に決められた定形がないため、自らの自由な発想を盛り込むことのできる数少ない刃物であり、そこには職人それぞれによる創意工夫が見られる。

「切出小刀 —大工道具鍛冶が込めた想い」
切出小刀を使用 している様子(木工)

本展では、千代鶴是秀、石堂秀一、千代鶴太郎、長谷川幸三郎、宮野鉄之助など、用の美を極めた大工道具鍛冶の名工が手がけた切出小刀を一堂に展示する。匠の技と個性を垣間見ることができる逸品約60点が並ぶ、貴重な企画展。

展示構成
1.切出小刀とはなにか
2.〔大工道具鍛冶〕千代鶴是秀の切出小刀
3 受け継ぎし者たちの切出小刀

関連イベントとして、本職の指導のもと、3日間にかけて「鍛接」「成形」「焼き入れ・焼き戻し・刃研ぎ」を行い、自分だけの切出小刀を製作するワークショップも開催される(要申込・定員5名、応募多数の場合は抽選)。

「切出小刀 —大工道具鍛冶が込めた想い」

information

「切出小刀 —大工道具鍛冶が込めた想い」
会期:2022年3月5日(土)〜5月8日(日)
会場:竹中大工道具館 1Fホール(兵庫県神戸市中央区熊内町7丁目5-1)
開館時間:9:30-16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館し、翌火曜日休館)
入館料(常設展観覧料を含む):一般 700円、大高生・65歳以上 500円、中学生以下無料
主催:竹中大工道具館
協力:朝倉彫塑館、木屋、銀座菊秀、酒ミュージアム(白鹿記念酒造博物館)、佐藤金物店、松濤美術館、土田刃物店、西宮市

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、会期や休館・イベント情報が変更となる可能性あり。最新情報は公式サイトにて随時発表

公式サイト
https://www.dougukan.jp/special_exhibition/kiridashi


読者プレゼント

この展覧会の図録を5名様にプレゼント!
住所、氏名、年齢、コンフォルトの感想を明記の上、下記メールアドレスまで([@]→@に変えて)お申込みください(申込多数の場合は抽選)。
info[@]confortmag.net
*タイトルに必ず「竹中大工道具館 切出小刀展 図録プレゼント」と明記してください。
応募締切は2022年4月15日(金)。

ご応募をお待ちしております。

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