東京と福岡を拠点に国内外で活動する建築家ユニット、SUEP.（通称：スープ）の展覧会「末光弘和＋末光陽子 / SUEP.展 Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」が、東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間にて、6月8日より開催されている。
SUEP.の特徴は、地球環境における生命活動を促す媒体として、建築を位置づけようとするその思想にある。彼らは、事務所内に「SUEP.LAB.（スープラボ）」という環境に特化したラボを組織し、計画地（サイト）における元の植生、生態系、水脈、地勢について徹底的に調べ、分析を行なっている。それらを設計の起点とすることで、建築を媒介とした資源の循環システムを構築できると考えている。
本展では、サイトごとに実践されてきたSUEP.の設計の履歴を確認できる展示となっている。
ミドリノオカテラス（東京都、2020年） ©Kai Nakamura
進行中の〈百佑（バイヨ）オフィス〉の模型（台湾 高雄市、共同設計者：RHTAA） ©SUEP.
会期中は、関連イベントとして、末光弘和と末光陽子の両氏が登壇する講演会（イイノホールにて、7月15日）のほか、TOTOギャラリー・間の館長またはディレクター、スタッフによるギャラリーツアーも複数回、会場にて行われる。
information
展覧会「末光弘和＋末光陽子 / SUEP.展 Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」
会期：2022年6月8日（水）～9月11日（日）
開館時間：11:00-18:00
休館日：月曜・祝日・夏期休業期間（8月8日[月]～15日[月］）
会場：TOTOギャラリー・間（東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F）
TEL：03-3402-1010
入場料：無料（ホームページから要予約）
※展覧会場、2F/Bookshop TOTOでは、新型コロナウイルス感染症）拡⼤防⽌のため入場・入店は予約制を導⼊
TOTOギャラリー・間 公式ホームページ
https://jp.toto.com/gallerma
