地域に開かれたオルタナティブなアートセンターとして2010年に開館した《3331 Arts Chiyoda》が、2023年3月31日に千代田区との契約を満了し、いったんその役割を終える。
同施設は、2004年に閉校となった旧千代田区立練成中学校を改修し、千代田区の文化発信拠点のひとつとして誕生したもので、都内における、公共施設をコンバージョン(用途変更)して利活用した事例の先駆として知られる。
《3331 Arts Chiyoda》は、地域や日常生活・文化芸術分野の中でどのような役割を担っていったのか。最後の展示となる本展は、《3331 Arts Chiyoda》の12年間の活動を振り返るとともに、アートから逸脱し、街に向けて開き、成長を続けてきた同館の多様な活動を浮き彫りにすることを試みる。
展示構成
・3331クロニクル
・地域と3331
・3331 Galleries ART SHOW(参加ギャラリー:アキバタマビ21、上野アートヴィレッジ、ARTDYNE、CfSHE Gallery、ex-chamber museum、Gallery IRRITUM Tokyo、myheirloom、sagacho archives)
・3331シークレット・オークション(参加予定作家:池田晶紀、岩間 賢、O JUN、遠藤一郎、片岡純也+岩竹理恵、片山真理、加藤チャコ、金子未弥、木村博行、栗原良彰、佐々木浩一、佐々木耕成、佐藤直樹、宍戸遊美、SEMBL、椿 昇、津村耕佑、中村政人、西村雄輔、日比野克彦、藤 浩志、堀 浩哉、ミルク倉庫+ココナッツ)
・3331のこれから
・3331ドキュメント映像上映
なお、本展タイトルの『 』は、スペース4つぶんの空欄となっている。この部分には、本展を訪れた人が思うままの言葉を入れてほしいという主催者の想いが込められており、それらの言葉を掲示できる壁面も展示室内に用意される。
会期中は、トークイベント、ライブパフォーマンス、館内ツアー、統括ディレクターの中村政人によるギャラリートーク、3331バックヤードツアー、美術作品のシークレット・オークション、周辺の町歩きなど、関連イベントも多数開催される(詳細は《3331 Arts Chiyoda》ホームページを参照)。
information
3331 Arts Chiyoda 特別企画展「3331によって、アートは『 』に変化した」
会期:2023年1月15日(日)〜 2月5日(日)※会期中無休
開場時間:12:00-19:00 ※最終入場は閉場30分前
会場:3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー
所在地:東京都千代田区外神田6-11-14
入場料:無料(予約不要) ※入口にてドネーションの受付も実施
後援:千代田区、一般社団法人千代田区観光協会
主催:3331 Arts Chiyoda
展覧会・関連イベント詳細
https://www.3331.jp/schedule/005813.html
3331 Arts Chiyoda ホームページ
https://www.3331.jp/