染色家の柚木沙弥郎(ゆのき さみろう|1922-)の染色作品とともに、柚木の歩みを語る上で欠かせない、同時代を共に歩んだ造形作家らの作品をあわせて紹介する展覧会が、大阪髙島屋7階グランドホールにて開催されている。
柚木の作品とともに展示されるのは、陶芸家の武内晴二郎(1921-1979)や舩木研兒(1927-2015)、柚木に熱意を込めて民藝の本義を伝えたとされる工芸家・鈴木繁男(1914-2003)の作品。また、柚木の師である染色家の芹沢銈介(1895-1984)を中心に結成された染色家の団体・萌木会のメンバーの作品も紹介。
展示構成
第1章 出会いとはじまり
民藝との出会い / ひびきあう仲間たち
第2章 生活を彩る色・かたち・もよう
第3章 ひろめる ひろげる - 萌木会の活動
出展作家:柚木沙弥郎(染色家)、武内晴二郎(陶芸家)、舩木研兒(陶芸家)、
鈴木繁男(工芸家)、芹沢銈介(染色家)、萌木会所属染色家(岡村吉右衛門、
小島悳次郎、三代澤本寿、柚木沙弥郎ら)
《型染爪文帯地》 柚木沙弥郎 1991年 501.0×36.5cm (部分) 日本民藝館蔵 展覧会題字:柚木沙弥郎(2023年)
information
「柚木沙弥郎と仲間たち」
会期:2023年8月23日(水)〜9月3日(日)
会場:大阪髙島屋7階グランドホール(大阪府大阪市中央区難波5丁目1-5)
開場時間:10:00-19:00 ※最終日は16:00閉場(入場は各日とも閉場30分前まで)
入場料(税込):一般 1,200円、大学・高校生 1,000円 中学生以下無料
主催:NHK財団、日本民藝館
協力:日本民藝協会
詳細
https://www.takashimaya.co.jp/store/special/yunokisamiro/
※2023年9月6日(水)より東京・日本橋髙島屋S.C.本館8階ホールに巡回予定