東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2にて、さまざまなプロジェクトの成果物を通して、日本のグラフィックデザインと日本語の文字の歴史を紐解く企画展「もじ イメージ Graphic 展」が開催されている。
会場風景(ギャラリー1) 撮影:木奥恵三
本展は、社会のグローバル化や、デスクトップパブリッシング(DTP)が一般化している昨今の状況を踏まえ、インターネット環境が社会のインフラとして浸透していった1990年代以降のグラフィックデザインに着目し、その歴史を前提に紐解いていくことを試みている。前提となっているのは、漢字、ひらがな、カタカナのほか、明治期以降はローマ字も併用している日本独自の文字表現である。さらには、漢字に本来の読みとは異なるルビをふって意味に広がりをもたせたり、文字組みにも縦と横があり、絵文字や記号文字も使いこなす。いわゆる「日本の伝統的な美意識」を切り口としただけでは読み解けない、日本独自の文字表現を前提に、さまざまな展示品を通して、改めて日本のグラフィックデザインを俯瞰し、捉え直す。
会場風景(ギャラリー2) 撮影:木奥恵三
information
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「もじ イメージ Graphic 展」
会期:2023年11月23日(木・祝)〜2024年3月10日(日)
開館時間:10:00-19:00(入場は18:30まで)
休館日:火曜(12月26日を除く)、年末年始(12月27日〜1月3日)
入場料:一般1,400円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2(東京都港区赤坂9丁目7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
展覧会ディレクター:室賀清徳、後藤哲也、加藤賢策
グラフィックデザイン:LABORATORIES
会場構成:中原崇志、香坂朱音
会場構成協力:吉田あさぎ
企画協力:西山 萌、長田年伸
21_21 DESIGN SIGHT ディレクター:佐藤 卓、深澤直人
アソシエイトディレクター:川上典李子
プログラム・マネージャー:中洞貴子
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
後援:文化庁、経済産業省、港区教育委員会、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会、東京タイプディレクターズクラブ、特定非営利活動法人日本タイポグラフィ協会
特別協賛:三井不動産
協賛:TSDO
協力:公益財団法人DNP文化振興財団
展覧会詳細(会期中に追加された関連プログラム情報など)
https://www.2121designsight.jp/program/graphic/