東京・六本木の国立新美術館にて、現代美術家の大巻伸嗣の展覧会「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ」が11月1日より開催されている。会期は12月25日まで。
大巻は、国際的にも高く評価されている現代美術家のひとり。空間と時間を抽出して体感させるような壮大なインスタレーションなどで知られる。多くの人々と協働して場を変容させるアート・プロジェクトのほか、近年では舞台芸術も手がけている。
本展では、国立新美術館の2,000平米もの大空間にて、作家の代表的な作品シリーズと最新作、さらには公開が稀な貴重なドローイングも展開されている。
《Gravity and Grace》 「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ」 国立新美術館、2023年 展示風景(撮影:木奥 惠三)
“Gravity and Grace,” installation view of the exhibition “Shinji Ohmaki: Interface of Being,” The National Art Center, Tokyo, 2023 (Photo by Keizo Kioku)
来場者を最初に迎える作品〈Gravity and Grace〉シリーズの最新作は、天井高8mの大空間にて圧倒的なスケールで展示されている。さらに本展最大の展示空間では、代表的シリーズ《Liminal Air》の最新作となるインスタレーション《Liminal Air Time―Space 真空のゆらぎ》を披露。本展では、これらの展示作品の全てを入場無料で見ることができるほか、私的利用に限り撮影(静止画に限る)とSNS投稿も許可されており、大きな話題となっている。
《Liminal Air Space—Time 真空のゆらぎ》 「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ」 国立新美術館、2023年 展示風景(撮影:木奥 惠三)
“Liminal Air Space—Time: Vacuum Fluctuation,” installation view of the exhibition “Shinji Ohmaki: Interface of Being,” The National Art Center, Tokyo, 2023 (Photo by Keizo Kioku)
information
「大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ」
会期:2023年11月1日(水)〜12月25日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7丁目22-2)
開場時間:10:00-18:00(入場は閉館の30分前まで / 金・土曜は20:00まで
休館日:火曜
観覧料:無料
主催:国立新美術館、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
展覧会詳細ページ
https://www.nact.jp/exhibition_special/2023/ohmaki
国立新美術館ホームページ
https://www.nact.jp