アブラヤシ廃材の繊維を有効利用してCO2を抑制
PALM LOOP™
製品概要
パーム油の原料となるアブラヤシは東南アジアで栽培されるが、伐採後、農園に放置され温室効果ガス(メタンガス)を放出することが問題になっていた。それを材料に木質ボードの代替品として開発したのが「PARM LOOP™」である。アブラヤシ廃材から不純物を除去し、長繊維を抽出、圧縮成形して中間材をつくり、輸送先でボード化することで海上輸送のエネルギー削減にもつなげている。MDF同様に家具や造作などの下地基材として活用できる。製品サイズは920×1830・2130、t2.5。*現在は事業検証期間中であり、一般発売は行っていない。
中間材
サステナブルな取組み
パナソニック ハウジングソリューションズは、パナソニックグループの事業会社制への移行により、今年4月より新会社として発足し、水まわりや外まわり製品、建材を主に提供している。アブラヤシ廃材を有効活用する「PARM LOOP™」により、地球温暖化の抑止とともにCO2削減に貢献し、新たな木質材料の確保で森林資源を保護。また、パームオイル産業を支援するとともに環境問題を解消し、マレーシアと共同で研究開発を推進することで、循環型社会の実現をめざしている。
Information
パナソニック ハウジングソリューションズ
イノベーション本部
新基材事業開発プロジェクト
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