廃材が醸し出す自然のテクスチャー
陶冶/暁/カーパ
製品概要
エクシィズは循環型社会をめざして「ecoRevo®(エコレボ)」プロジェクトを立ち上げ、ゴミ処理施設から排出される溶融スラグや産業廃棄物などを原料としたリサイクルタイルを開発。写真上の「陶冶(とうや)」はリサイクル窯業原料に都市ゴミの溶融スラグや工場廃棄物を加えている(リサイクル率最大80%)。屋内・屋外壁用、60×240・60×115、t13。下右は「暁(あかつき)」で都市ゴミの溶融スラグを40%配合(リサイクル原料100%)。屋内・屋外壁床用、90角、t15。「陶冶」「暁」とも低温焼成でCO2を削減(17〜33%)している。下左の「カーパ」はリサイクルタイルながら21色で展開。150角・200角・144×294・300角。屋内床用。
上からスラグ、粘土、企業廃棄物
サステナブルな取組み
タイルなど建材の卸売販売をする会社として、1997年に設立したエクシィズ。良質な粘土が産出される岐阜・多治見だが、鉱山の閉鎖などで原料の枯渇が懸念されたことにより、先代が起業前からリサイクルタイルに注目して、研究を重ねて基礎試験をくり返していた。現社長の代から設備導入して生産を開始、普及活動を行っている。行政や企業の協力のもと、都市ゴミや産業廃棄物をタイルに再利用している。