生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」

20歳で浮世絵師としてデビューしてから90歳で没するまでの70年間、常に挑戦を続け、森羅万象を描き抜こうとした画狂の絵師・葛飾北斎(1760-1849)。生誕260年を記念し、代表作である『北斎漫画』、「冨嶽三十六景」、『富嶽百景』の全頁・全点・全図が一堂に会する前代未聞の特別展が東京・六本木の東京ミッドタウン・ホール特設会場にて開催される。

生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」
会場風景(『北斎漫画』の展示)

本展は、世界一の北斎漫画コレクターである浦上 満氏(浦上蒼穹堂)の全面協力により、実現。『北斎漫画(初編~15編)』全883頁、「冨嶽三十六景」全46点、『富嶽百景(初編~3編)』全102図の全点・全図が通期で展示される。希少な初摺を含み、発行時期が異なるものとあわせて展示される作品もあるため、後年の変更点なども確認することができる。

本展のポスターやキービジュアル、新聞サイズ(546×406mm)の超大判の図録などのアートディレクションを、アートディレクターでブックデザイナーの祖父江 慎氏が手がけ、会場の空間デザインを建築家の田根 剛氏が手がける。祖父江・田根両者がコラボレーションした空間で、質・量ともに優れた浦上コレクションが披露されるのも本展の大きな見どころ。さらに、その空間に、『BRUTUS』の日本美術特集など、日本美術を主な領域とするライター・編集者の橋本麻里氏によるエディションと、高精度な文化財デジタルアーカイブを得意とする凸版印刷の表現技術が加わり、世界で最も有名な日本の絵師・北斎が持つ過剰なほど多彩側面のすべてと出会える「北斎づくし」の空間が出現する。


会場風景(デジタル展示)

生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」
会場風景(読本の展示)

information

生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」
会期:2021年7月22日(木.祝)~9月17日(金)
開場時間:11:00-19:00(最終入場18:30)
休場日:8月10日(火)、8月24日(火)、9月7日(火)
会場:東京ミッドタウン・ホール(東京都港区赤坂9丁目7-2 東京ミッドタウンB1F)
観覧料:一般 1,800円、大学生・専門学校生 1,200円、高校・小中学生 900円
※各種割引料金を利用する場合は入場時に学生証などの提示が必要
※事前予約制(日時指定券)を導入(但し、各種入場券をお持ちの方は事前予約の必要なし)
※当日券は会場にて限定数販売あり(売り切れの場合は入場不可)
※新型コロナウイルス感染症予防対策を実施し、混雑時は入場制限を行う
※今後の社会的状況により、当初のスケジュールが変更される可能性あり

特別展「北斎づくし」公式ホームページ
https://hokusai2021.jp/

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