チェコスロヴァキア(現・チェコ共和国)出身で、アメリカを代表する絵本作家のピーター・シス(1949-)を紹介する企画展。1987年以降、これまでに30作以上の絵本を生み出してきた、シスを本格的に紹介する展覧会が日本で開催されるのは、本展が初となる。
《『飛行士と星の王子さま サン=テグジュペリの生涯』原画》作家蔵(エリック・カール絵本美術館寄託)2014年 ©Peter Sis, 2014
本展では、1994年に発表され、日本では柴田元幸氏の翻訳によって2005年に出版された『三つの金の鍵 魔法のプラハ』や、1996年に出版され、アメリカの優れた絵本に贈られるコルデコット賞推薦を受けた『星の使者 ガリレオ・ガリレイ』など、シスの代表的な絵本の原画や、創作活動の原点であるアニメーション作品を中心に、構想メモやスケッチ、日記など、さまざまな作品や資料を含めた約150点の展示を通して、ピーター・シスの芸術を俯瞰する。
《『三つの金の鍵 魔法のプラハ』原画》作家蔵(エリック・カール絵本美術館寄託)1994年 ©Peter Sis, 1994
また、絵本原画以外にもシスが手掛けた、同郷のチェコ出身の映画監督で、『カッコーの巣の上で』などで知られるミロス・フォアマン(1932-2018)の監督作品『アマデウス』のポスターをはじめ、チェコと関係の深い作品もあわせて展示される。
なお、本展は、2023年に伊丹市立美術館への巡回を予定している。
information
「ピーター・シスの闇と夢」
会期:2021年9月23日(木・祝)より開催中、11月14日(日)まで
休館日:月曜
会場:練馬区立美術館(東京都練馬区貫井1-36-16)
開館時間:10:00-18:00 ※入館は17:30まで
観覧料:一般 1,000円、高校・大学生および65-74歳 800円、中学生以下および75歳以上無料、
企画協力:株式会社イデッフ
協力:プラハ現代美術センターDOX、Labyrint
特別協力:エリック・カール絵本美術館
後援:チェコ共和国大使館、チェコセンター東京
主催:練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)
練馬区立美術館ホームページ
https://neribun.or.jp/museum.html
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応募締切:2021年11月3日(水・祝)
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