東京・池之端の旧岩崎邸庭園を会場に、伝統と革新が交錯する現代アート「江戸東京リシンク展 -旧岩崎邸庭園で見るアートが紡ぐ伝統産業の未来-」が展示され、その内容がオンラインにて配信されている(会期終了後もアーカイブ配信あり)。
“Old meets New”をコンセプトに掲げ、江戸・東京の伝統に根差した技術や産品などを、新しい視点から磨き上げ、世界へと発信していく「江戸東京きらりプロジェクト」の一環として開催され、展覧会ディレクターを、現代アートの分野で国内外で活躍している舘鼻則孝氏が務めている。
舘鼻則孝氏とコラボレーション作品 Photo by GION
前年に続く開催となる本展は、新たに制作されたアート作品や伝統産業事業者が保有する貴重な歴史的資料を、「日本文化の過去を見直し、現代に表現する」という舘鼻則孝の創出プロセスである「Rethink(リシンク)」を起点として、歴史ある伝統産業の価値や魅力を新たなかたちで提案する。
会場となる建物は、ジョサイア・コンドルが設計し、1896年(明治29年)に建設された、国の重要文化財である旧岩崎邸庭園。同地にて撮影された会場の様子は、2022年3月下旬より「江戸東京きらりプロジェクト」のオフィシャルサイトにてアーカイブとして記録、公開される。
YouTube / 東京都産業労働局チャンネルにて、展覧会ディレクターの舘鼻氏が会場を巡りながら作品について解説するスペシャルムービーも3月24日より公開されている。
information
「江戸東京リシンク展 -旧岩崎邸庭園で見るアートが紡ぐ伝統産業の未来-」
会期:2022年3月24日(木)〜31日(木)
※オンライン開催期間終了後もアーカイブとして特設サイトにて閲覧可能
舘鼻則孝と参加事業者とのコラボレーション作品 Photo by GION
参加事業者:小町紅 伊勢半本店(こまちべに・いせはんほんてん)、江戸木版画 高橋工房、江戸切子 華硝(えどきりこ・はなしょう)、江戸木目込人形 松崎人形(えどきめこみにんぎょう・まつざきにんぎょう)、和太鼓 宮本卯之助商店、木目金 杢目金屋(もくめがね・もくめがねや)、東京くみひも 龍工房(りゅうこうぼう)
参加・特別協力:金唐紙研究所(きんからかみけんきゅうじょ)
主催:東京都・江戸東京きらりプロジェクト
共催:公益財団法人東京都公園協会
オンライン展 特設サイト
https://edotokyokirari.jp/exhibition/
「江戸東京きらりプロジェクト」公式サイト
https://edotokyokirari.jp/