巡回展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」金沢21世紀美術館

「WHO ARE WE 観察と発見の生物学 国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類」が石川県に巡回、1月27日から2月8日まで金沢21世紀美術館にて開催される。

「WHO ARE WE 観察と発見の生物学 国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類」
写真 ©️Gottingham

本展は、東京・上野にある国立科学博物館(通称:カハク)が所蔵する、膨大な標本コレクションの一部を紹介するもの。ふだんは収蔵庫に保管され、見る機会が少ない貴重な標本資料の存在を世に知らしめ、何処でも誰でも接することができる新たなコンテンツとして、カハクと日本デザインセンターの三澤デザイン研究室(三澤 遥 主宰)が共同で“巡回展キット”を開発し、展覧会として全国展開できるようにした(監修:川田伸一郎 / 国立科学博物館 動物研究部 研究主幹・農学博士)。本展は世界屈指の「ヨシモトコレクション」から選りすぐった哺乳類の動物標本が中心で、お披露目は2021年夏に大分県立美術館(OPAM)にて、2022年にはカハクでも展示が行われ、両会場ともに盛況、話題を集めた。

「WHO ARE WE 観察と発見の生物学 国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類」
写真 ©️Gottingham
 
会場には、大小の展示什器が点在する。特に順路は定められておらず、展示什器には従前のような解説パネルもない。什器ごとに設定された展示テーマと、取手部分に「シマシマさまざま」「丸まる」「どどっとドット」など、見る者の興味を引き立てるような“中身のヒント”が付けられた引き出しがあるのみ。展示品のほとんどはこの引き出しの中に格納されており、来場者が能動的にふるまいながら会場を巡ることで「観察の眼、発見の芽」が育まれることを意図している。会場で接した標本群と同じ哺乳類であるヒトとは? 私たちは何者なのか?(WHO ARE WE)を考えるきっかけをつくり、各自が持ち帰る疑問や体験もさまざまとなる展覧会。入場無料。

「WHO ARE WE 観察と発見の生物学 国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類」
写真 ©️Gottingham
 

information

巡回展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学 国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類」
会期:2023年1月27日(金)~2月8日(水)
会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB(石川県金沢市広坂1丁目2-1)
開館時間:10:00-18:00(入館は閉館30分前まで)
閉室日:1月30日(月)、2月6日(月)
※会期・開館時間などは今後、変更される場合あり
入場料:無料
主催:国立科学博物館
共催:金沢21世紀美術館(公益財団法人 金沢芸術創造財団)

「WHO ARE WE 観察と発見の生物学 国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類」

詳細
https://www.kahaku.go.jp/renkei/whoarewe/kanazawa/

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