黒川紀章（1934-2007）が設計し、公立館としては国内初となる現代美術を専門とする美術館として、1989年にオープンした広島市現代美術館。大規模改修のため2020年12月より休館していたが、今年3月18日にリニューアルオープンしている。
同館では現在、45組のアーティストが出品して「リニューアルオープン記念特別展 Before/After」を開催中（6月18日まで）。同展に関連した計2回のトークイベントが先ごろ追加で決定した。
6月11日には、担当学芸員の解説付きで会場を巡るギャラリートークも開催される。
出展作家（45名/組 *印のアーティストは本展のために新作を発表）：
靉嘔、石内 都*、伊藤公象、井上覚造、大岩オスカール、岡本太郎、デニス・オッペンハイム、オノ・ヨーコ、河原 温、コウミユキ*、笹岡啓子、鴫 剛、四國五郎、下道基行、新生タイポ・プロジェクト（岡澤慶秀、岡本 健+）、SUPERFLEX、菅井 汲、ナンシー・スペロ、髙橋 銑*、高山良策、竹村 京*、田中功起、田村友一郎*、蔡國強、土田ヒロミ、殿敷 侃、毒山凡太朗*、2m26、シリン・ネシャット、ダラ・バーンバウム、浜田知明、ジョン・バルデッサリ、平田尚也*、吹田文明、キース・ヘリング、細江英公、松澤 宥、南 薫造（前期のみの展示）、宮川啓五、ヘンリー・ムーア、森村泰昌、ヤノベケンジ、横山奈美*、若林 奮、和田礼治郎*
毒山凡太朗〈Let There Be Light〉2023 Photo: Takeru Koroda
田村友一郎〈ずるい彼〉（部分）2019 Photo: Takeru Koroda
information
広島市現代美術館「リニューアルオープン記念特別展 Before/After」開催概要
会期：2023年3月18日（土）〜6月18日（日）
会場：広島市現代美術館 A展示室・B展示室
所在地：広島県広島市南区比治山公園1-1（Google Map）
開館時間：10:00-17:00（入場は閉館30分前まで）
休館日：月曜
観覧料：一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生・65歳以上 800円、中学生以下無料
主催：広島市現代美術館
後援：広島県、広島市教育委員会、中国新聞社、朝日新聞広島総局、毎日新聞広島支局、読売新聞広島総局、NHK広島放送局、中国放送、テレビ新広島、広島テレビ、広島ホームテレビ、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
関連イベント
毒山凡太朗によるトーク
本展にフクシマをテーマとした新作映像を出品している毒山凡太朗が、故郷である福島の復興拠点および帰還困難区域周辺の現状と、そこでの出会いなど制作の裏側を語る。
開催日時：2023年5月27日（土）14:00-15:30
会場：広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ（広島県広島市南区比治山公園1-1）
登壇者：毒山凡太朗（アーティスト）
定員：60名（予約不要、当日先着順に受付）
参加料：無料（展覧会チケット不要）
イベント詳細
https://www.hiroshima-moca.jp/event/4881
広島市現代美術館リニューアル関連ラウンドテーブル「タムラのずるいやつら」
広島市現代美術館の建築、リニューアルにフォーカスしたラウンドテーブル。本展出品作家の田村友一郎がモデレーターを務め、建築家の中山英之、藤原徹平、今回の改修工事を担当した同館主任学芸員の松岡 剛も登壇する。田村の出品作品2点を起点に、美術館建築そのものから「リノベーション」や「建て替え」について考察を試みる。
日時：2023年6月16日（金）14:00-16:00
会場：広島市現代美術館 地下1階ミュージアムスタジオ
登壇者：田村友一郎（アーティスト）、藤原徹平（建築家）、中山英之（建築家）、松岡 剛（広島市現代美術館 主任学芸員）
定員：80名（予約不要、当日先着順に受付）
参加料：無料（展覧会チケット不要）
開催協力：日本ペイント
イベント詳細
https://www.hiroshima-moca.jp/event/4883
学芸員によるギャラリートーク 展覧会編
日時：2023年6月11日（日）14:00-15:00
会場：広島市現代美術館 展覧会場
参加方法：開始前にA展示室前に集合（申込不要）
参加費：無料・但し、本展のチケット
イベント詳細
https://www.hiroshima-moca.jp/event/4320
広島市現代美術館ホームページ
https://www.hiroshima-moca.jp/
