大阪市立東洋陶磁美術館 リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」【読者プレゼントあり】

大阪・中之島にある大阪市立東洋陶磁美術館(MOCO)が2022年2月から行なっていた改修工事を終え、今春リニューアルオープンした。これを記念した特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」が4月12日より開催されている。

同美術館は、大阪を拠点とした旧安宅産業株式会社が事業の一環として収集した中国・韓国陶磁のコレクション(安宅コレクション)を管理していた住友グループより大阪市に寄贈されたことを受けて、大阪市が設立した美術館であり、開館は1982年(昭和57年)11月に遡る。安宅コレクションは中国陶磁144件と韓国陶磁793件を中心とする965件で構成され、国宝2件と重要文化財12件を含む。これらの東洋陶磁の名品を中心に、「李秉昌(イ・ビョンチャン)コレクション」の韓国陶磁や、濱田庄司作品などの日本陶磁も所蔵する同館は、東洋陶磁のコレクションでは世界第一級の質と量を誇る。

大阪市立東洋陶磁美術館リニューアル記念展
国宝 油滴天目茶碗 南宋時代・12-13世紀 建窯 高7.5cm、口径12.2cm 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション)写真:六田知弘

大阪市立東洋陶磁美術館リニューアル記念展
国宝 飛青磁花生 元時代・14世紀 龍泉窯 高27.4cm、径14.6cm 大阪市立東洋陶磁美術館(住友グループ寄贈/安宅コレクション)写真:六田知弘

大阪市立東洋陶磁美術館リニューアル記念展
2フィート・トール・ダンゴ 金子潤(1942-)1999年 高61.0cm、幅33.0cm 大阪市立東洋陶磁美術館(寺岡敬子氏寄贈)

約2年に及んだ改修工事では、より多くの市民に親しまれ、人々とつながる美術館となることを目指し、エントランスホールを増改築したほか、展示環境を各種整備している。そのお披露目となる本展では、安宅コレクションや李秉昌コレクションを中心とした東洋陶磁コレクションなど約380件が展示されている。

なお、本展タイトルの「シン」には、「新」たなミュージアムへと歩み始めること、「真」の美しさとの出会い、「心」がワクワクする鑑賞体験を、という3つの願いが込められている。

大阪市立東洋陶磁美術館リニューアル記念展
ポスタービジュアル

information

リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」
会期:2024年4月12日(金)~9月29日(日)
会場:大阪市立東洋陶磁美術館(大阪市北区中之島1-1-26)※大阪市中央公会堂東側
電話番号:06-6223-0055
開館時間:9:30-17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(但し、7月15日、8月12日、9月16日、9月23日を除く)、7月16日(火)、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)
入館料:一般1,600円、高校生・大学生800円、中学生以下無料(要学生証の提示)
※障がい者手帳の提示で本人と介護者1名まで無料、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)
※上記の料金で本展のほか館内の全ての展示観覧可

主催:大阪市立東洋陶磁美術館
共催:NHKエンタープライズ近畿
協賛:株式会社YAMAGIWA、コクヨマーケティング株式会社
後援:NHK大阪放送局

大阪市立東洋陶磁美術館 ホームページ
https://www.moco.or.jp/

大阪市立東洋陶磁美術館
リニューアルした大阪市立東洋陶磁美術館 エントランス正面 写真:岡本公二

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