国産の木のパーツで伝統文様をモダンに
組子パネル
製品概要
麻の葉をはじめ日本の伝統文様を木のパーツで表現した組子。タニハタでは木曽ヒノキやスギ、神代杉などすべて国産材を使用している。いずれも目が詰まっており、端正な趣。設計者のイメージから組子をデザインし、日本建築のみならず、ホテルや商業空間などにも似合うモダンさをまとわせる。上写真上段左は帝つなぎ(地スギ)、右が胡麻(吉野スギ)、下段左から竜胆(りんどう・木曽ヒノキ)、八重麻(神代杉)、麻の葉(地ヒノキ)。
「麻の葉ちらし」シリーズの施工例
サステナブルな取組み
1959年に谷端組子店として富山で創業し、建具店向けに組子製品を販売。2012年から海外にも進出し、現在はフルオーダーのほか、「麻の葉ちらし」シリーズ18種など、新しい組子製品を生み出している。サステナブルを意識したのは、2011年の東日本大震災。社会とエネルギーの関係性について考え直し、自社工場の屋根に太陽光パネルを設置して生産の電力としたり、木材の切削くずをペレットにしてストーブの燃料にするなど消費電力を削減。また、手仕事を増やして職人の技術向上を図り、IT化でデザイン力を高める、作業着に日本の高島ちぢみや三河木綿の生地を用いるなど、社員の環境づくりにも力を入れる。